Aerospace – 2025

皆さん お久しぶりです。

かなりお休みしていましたが、久しぶりにアップしてみます。

サーバー料金とドメイン維持代だけ払い続けているとダメだなと思って 数年ぶりに書いてみます。

航空業界 延期や不正のニュースばかりでつまんねーなと思っていたら書くのを辞めてました。

 

2025 始まりましたね コロナ騒ぎ発生から5年 あっという間ですね。また後5年ぐらいで、パンデミック来るんでしょうね。

航空業界の2025年は、民需は特にいろいろ書くネタがなさそうな一年となりそうです。

何らかの世界的な大変動がなければ、劇的なニュースを期待しない方がいいでしょう。今年は、コロナやボーイングの様々な問題からの回復に向けた途中経過の一年となるでしょう。

 

コロナの前に戻ると2019年にエチオピア航空737MAXが墜落し、世界各国の航空当局が同型機の飛行を停止しましたが、その問題とコロナとのミックスや、派生した問題として、737の機体の認証に関して、米国連邦航空局FAAがボーイング社員に代行させていた認証プロセスじゃいかんだろ、それならば今開発中の777Xの認証プロセスは見直した方がいいんじゃないの?などに話が広がり、それプラス、787の品質プロセスが非常に杜撰であることが内部告発者により明らかになり、、とまあ、簡単にまとめるとそんな状態で5年経ったわけです。

 

そんなわけで今年は「回復」の一年となります。

コロナで人が辞めていったサプライヤーも回復しきれていません。もう回復というよりも会社企業、立ち上げ的なことをコロナ後取り組んできたような状況で、サプライヤーもガタガタです。日本はMHI ,KHI,SUBARUメイン3社がボーイングの下請けですが、彼らもコロナで派遣労働者を一気に切り捨てたので、コロナ前の規模に生産体制を復活させることに苦労しています。こんなアップダウンの激しい業界に派遣会社も紹介しにくいでしょうね。まだ自動車産業や半導体業界に人を振る方が安定しているように見えると思います。だって、自動車業界は自動化が進んでいますし、組立ラインで製品の毎日作る方が、月産1−2機の飛行機を作るよりも達成感があるでしょうし、なんで21世紀にリベットガンで腱鞘炎になりながら寒い工場でリベット潰ししなければいけないの?って特に興味ない人は思いますよね。。。給料は変わらんのに、変に航空機基準の高い精度でカッコつけられるくらいなら、車作ってるわって人が多いのじゃないかと思います。航空だと機密やら防衛で外国人も採用しにくいとなると 余計に人が集まらない?知らんけどね。

エンジンメーカーでいうと、エアバスA220,A320ファミリー、エンブラエルE2ジェットなどで採用されているプラット・アンド・ホイットニーのピュア・パワーGTFエンジンも約10年にわたる問題の回復を目指す一年です。

エアバスもボーイングが落ち込むタイミングでアドバンテージを取れるかと思いましたが、サプライヤーの状況が結局彼らにも影響を与え、生産と機体引渡しに遅延が生じています。ボーイングは思いつく問題全てが発生しています。

民間航空宇宙産業が全てがうまくいっていた2018年に戻るにはまだまだ時間がかかります。

それでは主要なメーカーに関して、状況をまとめてみましょう。