ソーシャルメディアを通してFC-31ステルス戦闘機の艦載機バージョンと推測される写真が公開されています。中国海軍の空母運用において重要な役割が期待されています。
この機体が艦載ステルス戦闘機だとすると、米国以外では初となります。
And there it is.
— Rick Joe (@RickJoe_PLA) October 29, 2021
J-XY/J-35.
When it rains it pours huh?
First J-20S a few days ago, now this.
Note the catapult launch bar, the wing fold line, and the chin EOIRST. pic.twitter.com/GuhuFZ1Syz
ソーシャルメディアにアップされたのは、2012年10月にプロトタイプが初飛行した陸上運用タイプのFC-31と基本的に同じコンフィギュレーションです。機体表面は青緑のプライマー塗装に覆われている機体は、ステルス性を考慮して傾けられた2枚の垂直尾翼、双発エンジンは陸上タイプと同様ですが、風防後方の処理が変わっており、より一層F-35に似てきました。前脚にはカタパルトで発艦する際に使用するローンチバーが前方に伸びとび出ているのがわかります。また、主翼は狭い空母デッキでの取り回しを考慮して主翼が折り畳める機構が追加されているのが分かります。また、機首レードーム下面にF-35のEOTS(Electro-Optical Targeting System)に似たセンサータレットのようなものが見えます。
この新しい艦載機バージョンの機体の名称は明らかではありませんが、過去にはJ-21やJ-35となるのではないかなんてのもありました。
カタパルトでの発艦に備えた機体であることから、この新しい機体は中国が建造中の2隻目の国産空母であるType 003型空母での運用に向けて開発が進められていると思われます。