ボーイングは、提案されているNMA(Mid-Market Airplane)について今年中に決断する予定ではないとのこと。2020年には決定すると発表した。これによりNMAのプログラムが777Xのプログラムのプロジェクトの経験を生かしながら進めていくことができるためとしています。
このNMAと呼ばれる機体は、200-270座席の機体で、航続距離が4,000-5,000nm(7,400-9,300km)のレンジの機体コンセプトです。現在、使用されている757や767をリプレースする機体規模として計画されています。2019年1月時点で、757は350機程、767は430機程が運用されている模様です。757に関しては、退役の時期が迫っており、更新する機体としてNMAの導入が期待されています。(ニーズは北米で高い。)
エアバス社は既にA321LRという機体をラインナップに持っており、ボーイングが導入しようとしている機種への対応機種を既に持っている形となります。
日本の航空機製造メーカー各社もこのボーイングのNMAに高い関心を持っており、今回のニュースはびっくりするニュースだったのではないでしょうか。。777、787、777Xと続いてきた機体規模に対して20%以上を保ってきたボーイングプログラムへの参画率がどう変動するのか、2019年ボーイングの発表から目を離せませんね。