日本航空A350型機APUメンテナンスサービス契約締結 – ルフトハンザ・テクニーク

ルフトハンザ・テクニーク社ニュースリリースより

 ルフトハンザ・テクニークと日本航空(JAL)は、航空会社のエアバスA350フリートのAPU(補助電源装置)メンテナンスサービスに関する契約を締結しました。 5年間の契約サービスは、APU HGT1700シリーズの予備サポートとともに修理およびオーバーホールメンテナンスを提供します。現在、JALは最新のA350機に関して56機導入予定です。(31機確定25機オプション)

日本航空とルフトハンザ・テクニークの長年にわたるパートナーシップには、さまざまな保守、修理、オーバーホール(MRO)サービスが含まれます。とりわけ、ルフトハンザ・テクニークは、2011年から日本航空のボーイング787型機へ、および2019年6月からは航空会社のエアバスA350にコンポーネント(TCS)サービスを提供しています。

ルフトハンザ・テクニークは、HGT1700 APUのメンテナンス、修理、オーバーホールに関する正規保証ステーションであり、OEMであるハネウェル社のパートナーです。同社は、APUのオーバーホールと付加価値エンジニアリングサービスで豊富な経験を持っています。社内の修理能力により、同社は従来の部品交換に比べて大幅なコスト削減を顧客であるエアラインに提供することができています。

この契約により、ヨーロッパおよびアジアのA350の主要なMROサービスプロバイダーとしてのルフトハンザ・テクニークの地位がさらに強化されます。さまざまなエアラインの100機以上の航空機が、コンポーネント、補助電源ユニット、機体関連コンポーネント、エンジン、および航空機の他の部品の包括的な技術サポートを既に受けています。

補足:
Lufthansa Technik(ルフトハンザ・テクニーク): 1994年に設立された、世界最大の航空エンジニアリングサービス会社。世界100ヶ所以上の都市に技術者を派遣し、世界中の航空会社を相手に航空機の整備サービスを提供している。

APU – Auxiliary Power Unit(補助動力装置): 航空機の各部に圧縮空気や油圧、電力を供給するために推進用のエンジンとは別に搭載された小型のエンジン。APUはジェットエンジンを起動するために必要な圧縮空気の供給、また駐機中における各装置(エアコンなど)への空気圧や電力等の動力の供給、といった用途に用いられる。

HGT1700: Honeywell社HGT1700は、同社のAPUである331シリーズをエアバスA350向けに最適化したモデルで、業界最先端の技術を取り入れ重量削減、安全性向上、効率的かつ低コストを達成しています。

参照リンク:
https://www.lufthansa-technik.com/press-releases/-/asset_publisher/Xix57wMv0mow/content/press-release-jal-350?p_p_auth=ULoTBHgi&_101_INSTANCE_LMQlVvc4xSJw_redirect=%2F    

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