Triumph社 三菱スペースジェットM100の設計開発を支援

Triumph Group, Inc.は、先週のParis Air Showで、同社のAerospace Structures事業部が、三菱スペースジェットM100の設計と開発を支援するために三菱航空機株式会社にエンジニアリングサービスを提供することを発表しました。この契約では、特に翼の最適化と高度な材料技術へのアクセスに関連して、Triumphの中核となる構造エンジニアリングリソースを活用して三菱スペースジェットM100機の開発のための機体設計および解析サポートを提供するとのことです。
契約の一部として、Triumph Aerospace Structuresは三菱スペースジェットM100の主要構造を設計し、重量、コスト、生産性を最適化して生産プログラムを支援します。

ー更新(7/11/2019)ー
Triumphのハンドルする主要部位は、主翼、後部胴体、胴体尾部(エンペナージ)
となっており、構造重量をトータル15%減の達成を任されているようです。それ以上重量削減が可能と見ています。
ー更新終わりー

拠点となるのは、テキサス州アーリントンにあるTriumphのTechnology and Engineering Centerです。

ペンシルベニア州バーウィンに本社を置くTriumph Group、Inc.は、航空宇宙および防衛システムの幅広い分野における、部品や構造体へ、設計、エンジニア、製造、修理、およびオーバーホールを提供しています。

2007年にパリのエアショーでモックアップを展示して10年以上経ちました。日の丸ジェットと騒ぎましたが、現在の開発メンバーは大多数が海外メンバーで、今度は米国メーカーが機体を設計するというニュース。
延期延期とニュースで流れていますが、ボンバルディアもライバルでなくなり、エンブラエルも「Scope Clause」にフィットする新しい機体を持っていません。ゆっくりじっくりお作り下さい。

Triumphの詳細については、同社のWebサイトhttp://www.triumphgroup.comを参照してください。