日イスラエル防衛当局間の防衛装備技術協力の情報共有へ覚書に署名

 (2019年9月10日)防衛省はイスラエル国防省との防衛装備・技術に関する秘密情報保護の覚書に署名したと公表しました。この覚書の署名によって日本とイスラエルは、防衛装備技術分野での情報を共有することになり、一層の意見交換の促進が今後期待できるとしています。

 この署名は、防衛省側から防衛政策局の鈴木秀雄次長および防衛装備庁装備政策部の青柳肇部長が参加して、訪日中のイスラエル国防省ベン・モシュ防衛基盤保障局長と行いました。この覚書では、日本とイスラエル防衛当局間で提供される防衛装備・技術について、秘密情報を適切に保護することとしています。

イスラエルというと同国のIT企業「エムプレスト(mPrest)」が、センサーが感知した飛来物体のデータ中からロケットを認識して着弾点を推測し、地対空ミサイルを発射して撃ち落とす機能などを持つ対空防衛システム「アイアンドーム(Iron Dome)」の指揮統制システムなどが注目されており、日本への売り込みを考えているというニュースが過去にありました。

参考リンク:
https://www.mod.go.jp/j/press/news/2019/09/10a.html 
https://www.mprest.com/industries/defense