イスラエルはドローン、ロケット、ミサイル発射機、迫撃砲、対戦車誘導ミサイルなどを迎撃するためにレーザーを開発していると国防省は1月8日に発表しました。
レーザーは、軍需品や無人航空機(UAV)との戦いにおいて期待されている兵器です。米国空軍はレイセオン社製の高エネルギーレーザーを使用して「多数の小型ドローン」を破壊しました。ラファエル・アドバンスド・ディフェンス・システムズ社のドローンドームは、レーザーを使用してドローンの脅威に対処することもできます。ラインメタル社の高エネルギーレーザーは、小型ドローン群に対しても使用されています。
特にイスラエルは近年様々な脅威に対処してきました。2018年2月にシリアから打ち上げられた武装ドローン、2019年8月に武装組織がシリアからドローンを発射しようとしましたし、ガザに拠点を置く過激派によって発射されたロケットは2,600発以上です。これらのさまざまな脅威にイスラエルの多層防空アーキテクチャはうまく対処してきました。
ラファエル社とエルビット・システム社が関与する3つのプログラムは、高エネルギーレーザー実証機を開発しています。両社は長年にわたってレーザー技術に取り組んできましたが、政府は「アイアン・ドーム・システムの機能を補完する地上ベースのレーザーシステム」の開発に注力したいと考えています。
参照記事リンク:
https://www.gov.il/en/departments/ministry_of_defense
https://www.defensenews.com/industry/techwatch/2020/01/09/israel-is-developing-lasers-to-kill-drones-and-rockets/