GE社は、既にボーイングに納めたGE9X 4基についてリコールするようです。
これはエンジンをシアトルからGEの工場のあるオハイオ州まで運ぶためロシアのヴォルガ・ドニエプル航空(Volga–Dnepr Airlines)の飛行許可申請があったことからわかりました。(アメリカ国外の航空会社が、アメリカ国内で運行する場合はアメリカ合衆国運輸省に届出、許可を得る必要があります。)
(過去にも書きましたが)GE9Xエンジンの不具合については、排気温度が想定以上となり、エンジンコンポーネントの異常な劣化が見つかった不具合、改善策として高圧コンプレッサー側ステーターの再設計が必要となっています。これを受けてボーイングは777Xの初飛行を来年に延期する決定をしています。
この世界最大のエンジンGE9Xですが、作ったのはいいのですが、8x4x4mのサイズと36,000lb(16,300kg)のエンジンをアメリカ国内の民間貨物機では運ぶことができないようで、今回ロシアの貨物航空会社に輸送を依頼することとなったようです。
参照元:
www.flightglobal.com