フィリピン空軍 ヨルダンから寄贈のAH-1攻撃ヘリ2機は2020年受領予定

 フィリピン空軍はヨルダンから寄贈されるAH-1攻撃ヘリに関して、当初、今月予定されていましたが、来年受領となる見通しです。操縦士訓練の遅れが原因のようです。

フィリピンは近年、南島のミンダナオ島で続く戦闘への対処や、南シナ海における中国の攻撃的な領土主張にも対応する為、軍の装備近代化を図っています。

フィリピン空軍には非常に限定的な装備しかなく、韓国KAIのFA-50戦闘攻撃機を12機、レオナルドAW109ヘリコプターを8機、MD500ヘリコプターを25機の、計45機の航空機を保有しているのみです。FA-50とAW109は比較的新しいですが、MD500に関しては30年近く経つ老朽化した機体です。

発注済みで受領予定の機体としては、2017年に発注したエンブラエルA-29スーパーツカノ(Super Tucano)軽攻撃機6機を2019年に受領予定ですし、ドゥテルテ大統領はSAABグリペン戦闘機にも興味を示しています。

日本も2019年3月に陸自UH-1Hスペアパーツを譲渡しています(以前の記事)。

ヨルダン
 ヨルダンは保有していたAH-1F攻撃ヘリに関して、スペアパーツと共に売却を考えていました。ヨルダンは2015年当時25機ほどを保有していましたが、イスラエルがヨルダンに AH-1 Cobra 攻撃ヘリコプター 16 機を提供し、シリア・イラクとの国境防衛やスペアパーツに充てられていました。また、シリアのAH-1の機体は一部が能力向上のアップグレードを受けています。

2019年には様々な機体を売却リストにあげています:
Airbus C-295貨物機 2機 
CASA/IPTN CN-235貨物機 2機 
Lockheed C-130B輸送機 1機 
BAE Systems Hawkジェット練習機 12機
CH-4B UAV 6機 
MD Helicopters MD530軽攻撃ヘり 6機
などです。

マッコイ爺さん絶対にヨルダンにいますよね。

http://ptvnews.ph/paf-crew-in-jordan-for-cobra-helicopter-training/
http://www.sesi-md.com/ah1upgrade.html 
https://www.ainonline.com/aviation-news/defense/2019-01-05/gunships-sale-part-mass-jordanian-sell