米空軍ニュースリリースによると、第58戦闘飛行隊に所属するF-35AライトニングIIが午後9時30分ごろフロリダ州エグリン空軍基地に着陸中に墜落しました。パイロットは無事に脱出し、検査の為フロリダ州エグリン空軍基地の第96医療グループ病院に移送されたようです。 容態は安定した状態です。事故当時、同機は米空軍による定期訓練に参加していました。米空軍がF-35AライトニングIIを失ったのはこれが初めてです。事故原因は調査中です。人命の損失や民間の財産への損害はありませんでした。パイロットの名前は公開されていません。
墜落事故は、現地時間の5月19日午後9時30分頃に発生しました。墜落に関しての報告は、東部夏時間の午後11時頃(1900GMT)にTwitterやソーシャルメディアで浮上し始めました。空軍はその直後に事故についての公式声明を発表しました。
— NEWS RELEASE –An F-35A Lightning II assigned to the 58th Fighter Squadron crashed upon landing around 9:30 p.m….
33rd Fighter Wingさんの投稿 2020年5月19日火曜日
「ゴリラ」と名付けられた第58戦闘飛行隊の現在の任務は、F-35AライトニングIIのパイロットと整備員の訓練です。この飛行隊は、2009年10月1日にF-35A訓練が開始された際に、空軍で最初に編成されたF-35A訓練飛行隊でした。2010年後半に最初のF-35Aを受領しています。
今回のF-35A墜落は、フロリダ州ティンダル空軍基地で第43戦闘機中隊のF-22ラプターが5月15日金曜日(現地時間午前9時15分頃)に墜落したわずか4日後のことです。 F-22は、エグリン空軍基地の北東約12マイルの荒野に墜落しました。パイロットは無事脱出し地元の病院に運ばれました。同機は、その地域で行われていた「アメリカストロングフライオーバー」に参加した機体の一部ではありませんでしたが、その日のイベントはこの事故によりキャンセルされています。
ロッキードマーティンF-35AライトニングIIは、2006年12月15日に初飛行し米国だけでなく、オーストラリア、イスラエル、イタリア、日本、オランダ、ノルウェー、韓国でも使用されています。
F-35Aは、イスラエルおよび米国で実戦に参加し飛行しました。 2020年5月19日の墜落以前に事故で失われたF-35は2機だけで、1機は日本の航空自衛隊、もう1機は米海兵隊の機体となっています。