スポンサーリンク

Bell V-280 自律飛行に向けソフトウェアのテスト進む

Bell V-280 Valor Photo: Bell

 Bell社は開発中のV-280の自律飛行試験に向けた準備を進めています。機体に自律飛行のためのソフトウェアが最近インストールされました。

同社は12月上旬からソフトウェアー機体との適合性チェックを進めています。それらが終了次第自律飛行ソフトウェアのフライトエンベロープの拡張を行い、今後数ヶ月以内に自律飛行を実施させる計画です。

初自律飛行はセーフティー(テスト)パイロットが2名乗った状態で、ホバリングから前進、パターンを巡航モードで飛行、その後ランディングまでの一通りを実施します。

Bell社は米軍のJoint Multi-Role Technology Demonstration (JMR-TD)プログラムFuture Long Range Assault Aircraft [FLRAA]用にV-280を、陸軍で使用中のUH-60ブラックホークの後継として開発中です。

2017年12月に初飛行して以来、150時間以上の飛行(ローター・ラン・タイム等含めたオペレーション時間は285時間以上)を重ねてきました。

自律飛行によりホバリング・ホールドやポジション・ホールド、高度保持、姿勢維持などの制御をパイロットに代わり行うことで、パイロットのワークロードを削減することが可能となります。

飛行試験では2019年の早い段階で、社内で目指していたパラメータは既に達成しているとのこと。これらには280ノットで巡航、半径229海里のフライト、高高度&高温でのOGEホバリングと低速度の飛行特性などです。300ノット以上でのフライトも達成しています。

自律飛行の開発以外では、機体にロッキード・マーチン社Pilotage Distributed Aperture Sensor (PDAS) システムをインテグレートし、V-280のモジュラー・オープン・システム・アーキテクチャの実証も行われています。このシステムは機体周囲に六つのセンサーを取り付け、パイロットとクルーはヘッド・アップ・ディスプレイ(HUD)もしくはマルチファンクション・ディスプレイ(MFD)から機体周囲360度の画像を見ることができます。

これまでに7名のパイロットがV-280での飛行を行っています。(Bell社5名、陸軍テストパイロット2名)

関連リンク:
https://www.verticalcentury.com/184424-bell-set-for-historic-demo-of-v-280-tiltrotor
https://www.lockheedmartin.com/en-us/news/features/2018/the-power-of-pdas-lockheed-martin-s-foundation-for-rotary-wing-survivability.html