ジャンボ機(3) ジャンボ機といえば

ジャンボ機といえば、やはり皆さんすぐ出てくるのは、ボーイング社のB747ですよね。

この機体については、ウェブに情報があるので今更ですが、今年(2019)2月9日で初飛行から50年を迎えました。1969年1−2月は、東大安田講堂攻防戦があったり、リチャード・ニクソンが第37代アメリカ合衆国大統領に就任、身近なところではタバコ「セブンスター」の発売があった頃です。(覚えている様に書いていますが、調べました。😀)

50歳のお祝いも兼ねて、ちょっと書いてみます。

筆者のジャンボ機の思い出は、子供の頃初めての海外へ行った時に乗りました。成田ーサンフランシスコだったと思いますが、JALでした。当時は機内での喫煙が容認されていたようで、左後ろの方に喫煙用の席が置かれており、そこで大人が吸っていた記憶があります。。。多分、そんな感じだったと思います。その次に乗った時には全席禁煙になっていたと思います。

ジャンボ機、B747、747型機、いろんな言われ方で呼ばれていますね。呼ばれ方だけではなく、そのシリーズ自体も数種類有ります。(この記事を書いている2019年2月時点で)全てのシリーズ合わせて1548機で航空会社に引き渡されてきました。すでに退役した機体、まだ運用中の機体の数は下の表にまとめてみました。

過去&現在(Feb 2019)

引渡し数保管中退役運用中
747-10018101682
747-200393134320
747-300812665
747-40069429293360
747-813050126
747SP452329
747SR240201
合計1,54839922523

この表にあるシリーズよりももっと細かく、マニアックな情報はWikiで調べてください。

分けていくと、まず−100、-200、-300、SP、SRというシリーズは「747クラシック」「クラシックジャンボ」と言われ、−400以降のシリーズは「テクノジャンボ」「ハイテクジャンボ」と言われています。

簡単にいうと、アナログだった時代の飛行機で、パイロット(機長)、コパイロット(副機長)、フライトエンジニア(機関士)という三人で飛ばすジャンボジェットが「クラシックジャンボ」で、デジタルなコントロールができるようになり、エンジンを調整していたフライトエンジニアを必要としなくなり、パイロット二人で操縦できるようになったのが、「テクノジャンボ」と分ければ良いかと思います。

SPというシリーズはSP=Special Performance の略で、元々のジャンボ機の胴体を短くして重量を軽くし、航続距離を伸ばしたものです。胴体が短く、垂直尾翼が1.5m ほど延長されているので、見たら違和感を感じるシルエットで、絶対に間違いませんよ。

SRというシリーズはSR=Short Rangeの略で、短距離専用のジャンボ機です。短い距離の路線を乗客をたくさん乗せて、離着陸の回数が多いため、ランディングギア(降着装置、タイヤがついている部分)を強化させ、(間違っていなければ、)与圧装置も簡略化されていた機体です。

導入したのは日本航空と全日空のみで、羽田ー伊丹、札幌、福岡等のドル箱路線に投入されました。「日航ジャンボ機123便墜落事故」を起こしたのもこのシリーズの機体です。

続く。