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保護中: 極超音速飛行と電子機器設計

 米国、中国及びロシアは、弾道ミサイルから発射され、大気圏突入後に極超音速(マッハ5以上)で滑空飛翔・機動し、目標へ到達するとされる極超音速滑空兵器(HGV:Hypersonic Glide Vehicle)や、超音速で取り入れた空気を、音速以下に減速させずに燃焼に活用することにより極超音速飛しょうを可能とするスクラムジェットエンジンなどの技術を使用した極超音速巡航ミサイル(HCM:Hypersonic cruise missile)といった極超音速兵器の開発を行っています。極超音速兵器については、弾道ミサイルと比べ、低い軌道を長時間飛翔し、高い機動性を有することなどから、探知や迎撃がより困難になると指摘されています。
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マンタレイ・プログラム – 制御と航法の開発に3社

 DARPA(Defense Advanced Research Projects Agency(アメリカ国防高等研究計画局))は、長時間航行と大きなペイロード容量を備えた将来の大型無人潜水艇(UUV)の技術開発に3社を選定しました。
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DARPA X-61A Gremlins初飛行

Dynetics社X-61A Gremlins無人機が2019年11月に初飛行しました。 初飛行はユタ州ソルトレイクシティー近郊ダグウェイ実験場(Dugway Proving Ground ; DPG)で行われ、1時間41分の飛行を行いました。初飛行から数ヶ月経っての公表となりました。 ただ、無人機は回収用のパラシュートが作動せず、地表に衝突したとメーカーホームページに掲載されています。
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米空軍研究所 ロボットがセスナ機で2時間飛行

8月9日、米空軍研究所(AFRL)とDzyne Technologies社(カリフォルニア州アーバイン)が共同で開発したロボットシステムが1968年製セスナ206の飛行に成功し、ユタ州ダグウェイ試験場で2時間に及ぶデモフライトを実施したようです。その様子をYoutubeで見ることが出来ます。これは「Robotic Pilot Unmanned Conversion Programme」といわれる実験で、ロボットが人間が操縦するのと同じように飛行機を操縦させることを目指したものです。ロボットシステムは「Robopilot」と呼ばれているそうで、そのままですね。。
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ドローンの群れ 市街戦での活用試験実施「OFFSET」プログラム

DARPA(アメリカ国防高等研究計画局)のOFFensive Swarm-Enabled Tactics (OFFSET) プログラムのテストとして行われた2番目のフィールドテストでした。OFFSETは、250を超えるUAVの群れと、無人車両がチームとなって連携して、複雑で入り組んだ都市環境のなかで戦術的な任務を遂行することを目的とした実験です。
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電子戦機(1) – EA-18G Growler Block IIアップグレード

(1) - EA-18G Growler Block IIアップグレード 5月末には更新プロジェクトの計画が米海軍から発表され、EA-18G電子攻撃機の「Block II(ブロック2)」規格へのアップグレードが正式にローンチされました。
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電子戦機(2) – 電子戦機の今後 と日本の電子戦能力

←(最初の記事「(1) – EA-18G Growler Block IIアップグレード」に戻る) (2) - 電子戦機の今後 と日本の電子戦能力 ー電子戦攻撃機の今後ー 米海軍が取得するEA-18G グラウラーは当初90機でしたが、空軍が陸上配置の電子攻撃機の採用を見送ったため、160機を海軍が用意する結果になりました。 過去10年以内に配備されたということもあり、海軍機の中で機齢も若く、5000時間以上の飛行時間を各機体が有していると見られますので、Block IIへのアップグレードは確実に行われるものとみられます。しかし、その後に関しては不透明です。 この電子戦攻撃というコンセプトも、味方、敵両サイドのテクノロジー進歩で、非ステルス機で有人電子戦攻撃機であるEA-18Gグラウラーの必要性と能力に関して将来性に疑問符がつきます。その主な要因として: ・ F-35の出現 ・ スタンド・オフ兵器の導入 ・ 高出力化 があります。