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トルコへのF35引き渡しを凍結

以前から問題となっていた米国のトルコへのF-35戦闘機の引渡しに関して、今回凍結となると各メディアで報道されていますね。以下について書いてみます。

● トルコ向けF-35事情

● トルコのF-35製造関連企業リスト

トルコ向けF-35事情

このニュースに関しては2018年6月にトルコ軍への引渡しのセレモニーがフォートワースで行われましたが、以前から話に上がっていました。

筆者は韓国に引渡したF-35Aの方が大丈夫かな?と心配になりますが、どうやらアメリカ的には韓国よりもトルコのようですね。ロシア製のミサイルシステムを購入する計画を撤回しないということが原因です。

トルコ空軍は最大100機のF-35戦闘機を購入予定で、初回は30機の発注をしていました。

トルコはF-35の製造でも深く関わっていて、1999年からこのプログラムに参画してきました。

937種類のF-35用部品を製造しており、その内400はトルコ企業だけが単独供給しています。今回の引渡し凍結により、製造に関してもトルコ企業とのF-35プログラムに関して2020年初旬で打ち切り、トルコ以外のサプライヤーから受け入れする方向で検討していくようです。
<更新>2020年3月には殆どのサプライヤーがトルコから撤退する様です。(参照下記リンク)

トルコのF-35製造関連企業リスト

以下のトルコにある企業が今回対象となりそうです。(ソース:ロッキードマーティンHPより)

F-35 / F135の開発または製造をサポートしている8社の詳細です。

•    Alp Aviation

Alp Aviationは、2004年からこのプログラムをサポートしており、現在、F-35機体構造およびアセンブリ、着陸装置コンポーネント(Goodrich向け)、およびF135エンジン用の100個以上のパーツを製造しています。

https://www.alp.com.tr/Home/

•    Ayesas

Ayesasは現在、2つの主要なF-35コンポーネント(ミサイルリモートインタフェースユニットとパノラマコックピットディスプレイ)の唯一の供給元です。

AYESAŞ

•    Fokker Elmo

Fokker Elmoは、F-35電気配線および相互接続システム(EWIS)の40%を製造しており、TAI向けの中部胴体セクションの配線システムをサポートしています。 Fokker ElmoはF135エンジン用のEWISも開発しており、その大部分はイズミルのFokker Elmo Turkeyで生産されています。

•    Havelsan

Havelsanは、2005年からF-35トレーニングシステムをサポートしてきました。さらに、Havelsanは、将来のトルコのF-35パイロットおよびメンテナンストレーニングセンター(ITC)および関連するトルコのトレーニングシステムの構築を行ってきました。

HAVELSAN HAVA ELEKTRONİK SANAYİ
HAVELSAN HAVA ELEKTRONİK SANAYİ

•    Kale Aerospace

Kale Aerospaceは2005年からF-35をサポートしてきました。トルコのAerospace Industriesと共同で、F-35の機体構造の製造とアセンブリを行っています。 Kale Aeroは、F-35戦闘機3機種すべての着陸装置アップロックアセンブリの唯一の供給元としてHeroux Devtekもサポートしています。さらに、Kale AerospaceはPratt&Whitneyとイズミルに合弁会社を設立し、F135エンジン用の生産用ハードウェアを製造しています。

Kale Aero

•    ROKETSAN & Tubitak-SAGE

ROKETSANとTubitak-SAGEは、第5世代F-35航空機に搭載される高度な精密誘導スタンドオフミサイル(SOM-J)の開発、生産を共同で行っています。さらに、ロッキードマーチンミサイルとファイヤーコントロール部門と提携し、先進の精密誘導式スタンドオフミサイル(SOM-J)を共同開発、製造、販売しています。

http://www.roketsan.com.tr/en/urunler-hizmetler/hassas-gudumlu-fuzeler/som-j-jsf-uyumlu-stand-off-muhimmati/
http://www.sage.tubitak.gov.tr/en/urunler/stand-missile-som-0

•    Turkish Aerospace Industries (TAI)

Turkish Aerospace Industries(TAI)は、2008年からF-35プログラムを戦略的にサポートしてきました。 Northrup Grummanと共同で、すべてのF-35製造用航空機に搭載される製造用ハードウェアを供給しています。TAIは中央胴体の製造と組み立て、コンポジット製スキンとウェポンベイのドアの製造、空気取り入れダクトの製造を行っています。さらに、TAIは空対地用Pylonsとアダプターの45%を製造しています。

さらに、トルコ産業は、F-35航空機の維持とF135エンジンの生産と維持のためにロッキード・マーティンとプラット・アンド・ホイットニーを支援する重要な割を担う予定でした、独自のF135エンジンを製造することを承認されており、ヨーロッパ初の地域F135エンジンデポとしてオーバーホール機能も備える予定でした。

https://www.f35.com/global/participation/turkey-industrial-participation
F-35A

終わり

参照リンク:
https://www.janes.com/article/93703/majority-of-f-35-supply-chain-will-be-out-of-turkey-by-march