現時点で生産停止に関しては3ヶ月から半年と噂される中、航空専門家の中には737MAXが二度と飛ばないという意見もあります。
これには製造停止で廃業するメーカーなどが出た場合、サプライチェーンが破綻し737MAXの製造が将来的に不可能となるケースです。
どうでしょうか?これはボーイングが企業買収等行い回避することも可能です。
2件の墜落事故で346人の命が失われた事は忘れるべきではありません。しかし、事故後のボーイングの対応はお粗末なものでした。事故からこれまで数ヶ月間、FAAへ飛行再開を急がせるプレッシャーを与え、政府機関よりも民間企業が「試験の答え」を決める権利があると、これまでの長年のFAAとボーイングの愛人関係の考えが抜けないままのアクションが続きました。
11月末〜12月に漸く、ボーイングは飛行再開が各国航空局の結果で決まるという発言がでましたが、それまではFAAだけで飛行再開を進め、アメリカだけでも先に飛行再開する、、、そんな考えを1ヶ月前までもっていたわけですから根本は何も変わっていないと思っています。
FAAが行う試験を自ら作り、自ら採点してきたわけです。この異常な状態はあまりニュースにはならず、737MAXの飛行再開だけにフォーカスされています。
737MAXの製造再開したとして、将来的に生産ラインを中国に移管することを予言する人もいます。現在、中国では737MAXの最終仕上げセンターがあります。製造はアメリカですが、内装&塗装作業を中国で行っています。これを拡大し、アメリカから生産ラインを全て移設し、中国で生産をコンプリートするというものです。中国で737MAXは使ってもらい、アメリカと他の国々は全く新しい「FSA」を開発して、それを運用するということです。
中国にとってもARJ作るよりは魅力的でしょうか?
来年もネタに困らせない737MAXとなると思いますが、どんなニュースが最初にくるかな?