昨年飛行停止となり、今年1月中旬から生産ラインも停止しているボーイング社737MAXの生産再開時期と今期製造予定機数の予測メモ。
現在400機+の機体が製造済&保管されています。
製造再開時期に関してはボーイング社からのコメントは現時点で無いようです。ただし、飛行再開時期の数ヶ月前から製造を再開する考えがあることをボーイングCEOのデイブ・キャルフーン氏がコメントしています。現時点での飛行再開時期は2020年中旬(7月頃?)となっていますので、製造再開は4月頃ではないかと思われます。あくまでも現時点の予想でボーイングが期待している飛行再開時期に基づいてですが、、、。これをコントロールしているのはFAAなど航空当局となります。
ボーイングもこれ以上は引渡しできない状態で製造を再開し、保管する機体数を増やしたくは無いと思いますので、飛行再開が始まり、今まで保管していた機体を少しずつ飛行可能な状態に整備し、ユーザーへ引き渡しを行いながら、製造を再開していきますので、最初はスローペースでの生産レートとなります。
既に製造済みの保管機体が全て捌けるのに1年半程かかるとデイブ・キャルフーン氏は見ています。これは月レート22機の引渡しとなります。ただし、最初の月からいきなり22機は無く、1桁機数から徐々にとなるのでは無いでしょうか。2020年度中に200機弱が引き渡され、新規製造分は先日のSpirit AeroSystem社との合意に基づくと216機となる可能性があります。同社にはボーイング社へ引き渡しができていない胴体も100機分ほど保管されています。ボーイングの生産再開はこの胴体が鉄道で運ばれ始めたら。。。ですね。
日本でも737MAX向けのパーツ製造の下請けを行っている会社もあり、ボーイングの動きが注目されています。
参照リンク:
https://www.cnbc.com/2020/01/29/boeing-ceo-says-hes-confident-regulators-will-sign-off-on-737-max-by-mid-year.html