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米空軍C-130輸送機100機以上が飛行停止 – クラック検査の為

C-130 Photo: Pixabay

米空軍航空機動軍団(Air Mobility Command)は保有するC-130Hercules輸送機450機のうち123機に関して、一時的に飛行停止すると発表しました。
これは定期検査を受けていた機体で、中央翼と主翼の接合部位(通常rainbow fittingと呼ばれる部位)下部にクラックが見つかった為です。(元々はこの部位は疲労を受ける部分でもあり、Service Bulletinが発行されていたアイテムではあります。)
今回飛行停止処置が取られる対象となる機体は、飛行時間が15000時間を超えている機体と中央翼延命処置を受けていない機体が対象となるようです。機体を点検し、クラックがある場合はrainbow fittingを交換する作業が必要となります。点検が終了したクラックが発生していなかった機体は飛行再開しています。(8月15日時点で98機が点検を済ませ、97機が飛行再開しているようです。)
日本の航空自衛隊でもC-130輸送機は使用されていますが、恐らく主翼の予防処置は対策済みor対策中の為、影響は無いと思われます。

クラック:機体の金属が疲労などによりヒビ割れる事。対処方法としては、部品の交換や、金属の表面の強度を強めるコールドワーク等の処置を行う。

中央翼:飛行機の機体の中央に位置しており、左右の主翼がつながる主翼の一部。

C-130 中央翼とrainbowfitting((BとC)の部分) image: https://www.lockheedmartin.com/content/dam/lockheed-martin/aero/documents/sustainment/csc/service-news/sn-mag-v21-v30/V30N02.pdf

参考リンク:
https://www.washingtonexaminer.com/news/air-force-grounds-more-than-100-of-c-130-aircraft-after-atypical-cracking-discovered
https://www.janes.com/article/90492/six-percent-of-us-air-force-c-130-fleet-remains-out-of-service-due-to-rainbow-fitting-inspections