AVXエアクラフト社とL3Harris社は共同で開発中の米陸軍将来攻撃偵察機(FARA)プログラム向けの機体モックアップを公開しました。
メーカーホームページでは「AVX-L3Harris Compound Coaxial Helicopter (CCH) 」と紹介されています。
機体のイメージは4月頃に公開されていましたが、モックアップもイメージ通りのもので二重反転ローターと機体後部左右に取付けられた2基のダクテッドファンを組合わせたコンパウンドヘリコプターです。更に揚力を生む固定翼を備えており、高速飛行時は必要な揚力の半分を担います。
AVX社のコンセプト機体は、FLRAAプログラム、FARAプログラム共に同軸二重反転ローターと後部ダクテッドファンによる推力を組合わせた機体を提案しています。
ダクテッドファンは高速時の効率の点で、プッシャープロペラと比べ劣るとされていますが、人員の安全性と推力コントロールの観点からAVX的には推しのようです。
AVXは最高速度370km/h以上、航続距離は424km以上が見込まれています。その為、降着装置や武装は格納式です。