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カシミール紛争 ー インド・パキスタン空軍機撃墜(2月2019年)(1)

2月27日、カシミールでインド空軍(IAF)戦闘機が撃墜されたとのニュースがありました。ほぼ同じタイミングでパキスタン空軍(PAF)の撃墜のニュースも流れました。

インド空軍のパイロットが脱出後、カシミールのパキスタン領内で拘束されたとのことで拘束されたパイロットの映像がSNS等で流れましたね。この記事を書いている時点で既に4日経っていますが、昨日、このパイロットは国境検問所で無事にパキスタンからインド側に引き渡されたとのニュースが流れています。パキスタンは無駄に拘束せず、早めにインド引き渡し、領有権争いでインドが国際的に批判される事を狙ってでは無いかとの見方もあります。もう一人、パイロットが病院にいるというニュースもありましたが、こちらはどうなったのでしょう。。

この数日間、いろいろな情報が飛び交いましたが、そもそもは2月14日にインド領内でパキスタンで活動するイスラム過激派ジェイシモハメド(JeM)が自爆攻撃を行い、その報復攻撃がエスカレートし、双方で空軍による相手領内への空爆や、地上部隊の砲撃が行われているようです。長いあいだ続いてきている紛争に関しては、別で調べてください。

今回は、この空軍間で起きたニュースについて書いてみたいと思います。

インド政府は自国のパイロットが撃墜後拘束されたことや、パキスタン軍の戦闘機を撃墜したと発表しましたが、パキスタン側からは自国の戦闘機の撃墜についての発表はニュースで流れていないようです。パキスタン側はインド機撃墜のニュースのみです。

インド軍とパキスタン軍双方に相手を撃墜したとのニュースが流れましたが、どうやらインド軍のMIG-21 Bisonがパキスタン空軍のF-16D Block 52を撃墜し、その後、インド軍の(恐らくPAF機撃墜した)MIGがパキスタン軍の別のF-16D Block 52によって撃墜されたようです。

インド軍の発表では、撃墜されたMiG-21は8機編隊を構成していた1機で、この編隊は4機のSu-30、2機のアップグレード版ミラージュ2000、2機のMiG-21 Bisonで構成されており、パキスタン側の24機の編隊を迎え撃つために編成されたチームで、パキスタン側の24機の内訳は、8機のF-16、4機のミラージュ3、4機のJF-17”Thunder”だったようです。

F-16D Block52であると分かるのは、インド軍の発表した写真で、インド軍機を撃墜したと思われるミサイルの部品が写っており、そのミサイルの型番がAIM-120C5 AMRAAM空対空ミサイルであることから、パキスタンの空軍機でこのミサイルを運用できる戦闘機がF-16戦闘機のみであることからです。

パキスタンが自国のF-16が撃墜されたことを認めないのには、アメリカとの武器売却契約でF-16を防衛にしか使用しないとなっていますが、今回はその範囲外で使用していたことが公になるのは彼らにとって問題だからだと思われます。なので今回の空戦で戦闘機を先に出したのはパキスタンの方で、それを迎撃するのにスクランブルしたのがインドという形だと思います。

<2019年9月15日更新↓>
Webサイト「Fighterjetsworld」の記事によると、パキスタンにこの作戦の成果を記録する記念碑が作られたようですが、説明には「F-16AM/BM」が使用されたことが記載されているようです。
<更新終わり>

参考リンク:
https://fighterjetsworld.com/air/f-16s-not-jf-17s-that-shot-down-iaf-mig-21-and-su-30-mki-fighter-jets-during-operation-swift-retort/17966/

<続く>