1946年11月18日

 73年前の1946年11月18日 スイスアルプスのガウリ氷河(Gauli Glacier)に米空軍のC-53(42-68846)が不時着しました。11月24日、スイス軍のパイロットVictor HugとPista Hitzが軍用機2機を不時着地点へ着陸させ、乗員乗客8名全員を救助しました。

これがスイスによる高度山岳救助の始まりといわれています。スイスの航空救助隊で有名なのはヴァレー州をベースにしているAir Glacier SAと、チューリッヒをベースとするSwiss Air-Rescue Regaです。Regaの活動資金は国民の1/3が加入する任意のシステムで年間30フラン(大人)70フラン(家族)の負担で、遭難時等に無料で航空機を使用した救助サービスを受けることができます。スイス国民は寄付金の有無に関わらずサービスが受けられるそうです。
国からの援助は一切ないとのこと。

Regaは九州規模の国土に13ヶ所の拠点を持っており、国内ならどこでも15分以内にヘリが到着可能で、全ての機体に医療機器が搭載されています。

日本でもRegaに習い航空救助による費用について議論されています。

参考リンク:
https://lenews.ch/2015/10/07/the-colourful-history-of-swiss-air-rescue/