エアバスヘリコプターの新しい折りたたみ式5ブレード仕様のH145 D3ツインがEASAから承認されました。 FAAの承認は年末までに予定されており、軍用バージョンは2021年に認証取得予定です。顧客への引渡しはこの夏後半に開始予定です。
欧州の認証は、シングルパイロットによるIFR運用(SPIFR)、エンジン1基でのCat.A/VTOL、および夜間暗視機能が含まれます。
2019年に発表されたD3は、ベアリングレスの新しいメインローター設計を採用しており、スムーズな乗り心地を実現し、メンテナンスの必要性を減らし、ペイロードが330ポンド増加しています。 4ブレード仕様のH145 D2と比較して、メインローターディスクは36フィートから35.4フィートとわずかに小さくなっています。
D3に2発搭載されたSafran Arriel 2EエンジンにはFADECが組み込まれ、そのデジタルHelionixアビオニクススイートが4軸オートパイロットと統合され、空中通信システム(wACS)が組み込まれておりコックピットにWi-Fi機能が付与されることでタブレットからナビゲーションデータベースとミッションデータベースを自動接続によりインポートできます。以前のフライトからのデータの自動エクスポート、フライトレポートの生成、自動ダウンロードの起動、および以前のフライトのデータのエクスポート等も可能です。
既存のD2オペレーターは、アップグレードキットを介してD3仕様の機体にアップグレードできます。
参照リンク:
https://www.airbus.com/helicopters/civil-helicopters/light-twin/h145.html#photosandvideos