ノースカロライナ州シーモアジョンソン空軍基地へ納入予定だった機体から異物が発見された為、納入が延期となりました。
異物が発見されたのは米空軍予備役軍団に納入される予定だった最初の2機のうちの1機です。最初の機体は無事に納入されましたが、2機目の機内から異物が発見されました。
Air Force Times and Defense Newによると、米空軍が2019年3月に受け入れを一時停止した原因となる製造時の確認漏れとは別の、通常の作業工程外のリワーク時に発生したようです。FODの問題は昨年からKC-46Aの納入を大幅に遅らせる原因となっています。
今回の良かった点は、空軍の検査官ではなくボーイングの検査官が見つけたという点でしょうか。
KC-46Aに関しては昨年多くの問題が発生しましたが、このFODはボーイングの品質管理に大奥の課題があることを明らかにしました。
ボーイングはこれまでに34機の機体を引き渡してきました。引き渡された基地は以下です。(英語名 McConnell AFB, Kansas; Altus AFB, Oklahoma; Pease Air National Guard Base, N.H.; and Seymour Johnson.)
米空軍は179機の機体を発注しています。
今月初め、空軍は、主要な欠陥が修正されたら機体のテストのため、2024年度末までまでKC-46プログラムのフルレート生産を行わないと発表しています。理由としては、給油機のRVS(リモートビジョンシステム)の交換とKC-46ブームのアクチュエーターの剛性の問題です。※詳細は本ブログの過去記事をご覧ください。
参照リンク:
https://www.airforcetimes.com