ドイツ Tornade戦闘機後継にE/F/A-18E/F/GとEurofighter導入へ

Panavia Tornado combat aircraft – bundeswehr Source: Pixabay

 ドイツ国防省は21日、老朽化したTornade戦闘機の後継機としてユーロファイター(Eurofighters)93機とボーイングのE/F/A-18E/F/Gを45機調達する方針を示しました。

ユーロファイターがドイツ空軍の主力で有るものの、F/A-18E/Fが選定に含まれたことに関しては、現在のTornado戦闘機を用途廃止とするためにドイツ空軍は一定の能力を維持する必要があるとし、現在のところ「核兵器の搭載が可能」な戦闘機を提供しているのは米国の製造会社のみだと説明しました。現在、ドイツ空軍の戦闘機で核兵器の搭載が認められているのはTornade戦闘機のみ。

F/A-18F Block3 image Source: Boeing

E/F/A-18E/F/G45機に関しては、核兵器搭載可能なF/A-18E/Fが30機、EA-18G電子戦機が15機となっています。

ユーロファイター93機に関しては、55機がTornade戦闘機の後継機として、残りの38機に関しては、Quadriga project(クワドリガ計画)のもと、初期に導入されたドイツ空軍のTranche 1 Eurofighterの後継機種として導入予定です。

ドイツ空軍は2030年までに90機保有するTornade IDSとECRモデルを退役させる計画です。 IDS – Interdiction and Strike
ECR – Electronic Combat Reconnaissance

Eurofighter Typhoon   Photo: Pixabay