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Spirit社 Bombardier社航空機関連工場買収 – 補足

Spirit社によるBombardier社航空機関連工場買収ニュースに関して追加メモ

 10月31日に発表されたこのニュースですが、スピリット社が一度は手放したビジネスジェット事業に戻ったことになります。また、ボーイングvsエアバス機体関連の製造比率も変化しますので、メモ追加します。

 今回の買収で旅客・ビジネス機の中でも最新鋭の機体製造にスピリット社が加わる事になります。英ベルファストの工場は、A220の主翼(コンポジット製)とボンバルディア7500ビジネスジェット機の尾翼(コンポジット)を製造しています。これら以外の機体用(G5000、G6000、Challenger、Learjet(リアジェット)、A320、A320neo)の胴体セクション、コックピット、エンジンナセル、エンジンカウル、スラストリバーサーなどを製造しています。
モロッコの工場では、CRJ、Learjet、Challenger、Globalシリーズ機体用の主翼コンポーネント、胴体セクション、床材を製造しています。
テキサス州ダラスのMROを取得した事で、スピリット社のアフターマーケットの売上は倍になる見込みです。
これら3つの工場施設合わせると、4,000人の従業員がおり、2019年で約1,000億円以上の収益を見込んでいます。

 現在(2019年第3・4半期データ)、スピリット社の主な収益はボーイング社向け737Max胴体の製造であり、ボーイング関連が収益の78%を占めています。エアバス関連で16%となっています。今回の買収により、この比率はボーイング関連が69%、エアバス関連18%となります。(これ以外にF-35関連も増える為。)
スピリットは今後さらにエアバス関連の仕事を取っていきたいと考えているようです。

 ボーイング737Max飛行停止により、スピリット社の製造ラインも減産しており、週4シフトに従業員のワークを減らしていると聞きました。この辺りも今回の買収を決定する要因の1つになったと思います。日本の航空(製造)業界にも影響を与えるニュースかなと思いましたのでしつこく二回目の記事にさせてもらいました。

参照リンク:
https://www.flightglobal.com/news/articles/spirit-aerosystems-sees-bombardier-deal-as-path-to-461960/