Spirit AeroSystems社 スポイラー製造新工場

Spirit AeroSystems [NYSE: SPR] announced today it has opened a new composite manufacturing facility at its site in Prestwick, Scotland. Photo: Spirit AeroSystems

 Spirit AeroSystems社はスコットランドのプレストウィックに新しい複合材製造施設を開設したと発表しました。この施設はSpirit AeroSystems社が保有する高度な複合材技術を活用し、エアバスA320ファミリー向けスポイラーの製造が行われます。

この新しい施設ではSpirit AeroSystems社が開発したRTMソリューションなどを含む革新的な技術が活用されます。

RTMソリューションは、スポイラーやその他のモノリシックコンポーネント(一体成型品)の大量生産をサポートし、品質の向上と大幅なコスト削減が期待されます。この新工場でSpirit AeroSystems社は最新の自動化技術とロボティクスを使用して最先端の製造施設を設立することができ、これらの革新的な技術により、同社は年間約700機分、7,000ユニットのスポイラーを製造できる見込みです。またスコットランドで100以上の新しい雇用を創出します。

今後RTM技術を積極的に採用した製造方法は、従来のオートクレーブを適用した複合材料成型法にとってかわる製造プロセスとして、次世代航空機の開発の中心技術となっていきそうです。

Spirit AeroSystems社は、商業および防衛の両方の顧客向けの設計および構築機能を備えた、世界最大の航空機部品メーカーです。スポイラーに加えて、同社は現在、A320ファミリーのリーディングエッジとトレーリングエッジを生産しています。

ニュースリリースよりメモ:
https://www.spiritaero.com/release/137058/spirit-aerosystems-opens-new-spoiler-manufacturing-facility