7月25日2019年
ボーイング関連アップデート メモ 737MAX 777X NMA
737MAX
ボーイングのデニス・マレンバーグ会長、社長兼CEO(最高経営責任者)は7月24日に行われた決算会見で、737 MAXについて、運航停止が長期化した場合に生産を一時停止する可能性があることを明らかにしました。
737の生産レートは、今年4月中旬に従来の月産52機を42機に落としています。「運航再開が想定している時期よりも遅れる場合、生産の一時停止など、さらなる生産レートの引き下げや、その他の選択肢を検討する必要があるかもしれない」と述べています。間に合えば、月産42機を維持し、2020年中に57機にレートアップさせるとのコメントもあったようです。
2019年末にはボーイングで製造され、引渡しを待っている737は400機ほどになりますが、飛行再開がなされた場合、MCASソフトウェアの機体へのダウンロードや、飛行制御装置の改修、マイクロプロセッサの交換作業などが必要になる可能性がありますので、かなりの作業が待ち受けていると思われます。これらの機体を引き渡すだけでも1年以上はかかると思われます。
その為、飛行再開が遅くなった場合は、更なるレートの引下げ、生産停止の可能性があるわけです。
MCAS以外にも、ソフトウェアの問題も発覚しましたし、再認定のプロセスで更なる問題が出てくる可能性は十分あります。
777X
GE製の新型エンジン「GE9X」で再設計の必要がある為、更なる時間が必要とのことで777Xの初飛行は2020年になることがわかりました。
これに関しては、特に驚かないニュースですが、引渡しの時期は2020年度中というのは難しいような気がします。
現在、既存777の注残があるおかげで、月産5機(引渡し3.5機)を維持しています。
NMA
それどころじゃない。
737MAXは言うまでもなく、787の製造工程管理の問題、KC-46Aの品質管理と納期遅れ、、当面クリアしなければならない課題が多すぎて、NMAに関してのニュースはNot Much Availableです。
737「MAX」の名前を変えた方がいい件、737「BUG」なんてどうでしょう。No… Not funny…