航空宇宙

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米海軍「ATARI」着艦システム U.S.Navy – Aircraft Terminal Approach Remote Inceptor

この記事を読めば、ゲームばかりしていて注意された方も、これからは「そのうち役立つから、その訓練中」と答えることができるようになります。(1970年代末の米国ゲーム機でジョイスティック操作する「ATARI」というメーカーがありました。) 高い技量がパイロットへ求められる航空母艦への着艦は航空機の操縦の中でもっとも難しいといわれています。20トン程の重さの戦闘機を速度250km/h前後の速度で、着艦の為に設けられた長さ150m程度の甲板に着陸させます。海や空が荒れた状況では、その難易度が何倍にも増します。 この着艦作業に関して着艦操作を空母側から制御し、より安全な着陸方法に繋げるためのテストが陸上でのテストを経て、昨年2018年の3月に空母エイブラハム・リンカーン上で行われました。
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ビジョンシステムによる自動着陸初成功

ミュンヘン工科大学(TUM)のチームがパイロットの操作無しで、それも地上の誘導設備に頼らない自動着陸システムを開発し、着陸試験に成功しました。 今回の自動着陸はプロジェクト「C2Land」と呼ばれ、地上支援設備に頼らない着陸方法で画期的なものです。
2L2

KAI LAH軽攻撃ヘリ初飛行

韓国KAI(韓国航空宇宙産業)ので開発中の軽攻撃ヘリコプター(LAH - Light Attack Helicopter)が初飛行した様子が、facebookで紹介されていました。泗川市にある同社敷地内にて20分間の初飛行となったようです。 KAIのSNSでは4月に地上でテストする模様が公開されていました。 LAHはエアバスヘリコプターEC155(通称:ドーファン)を原型とし、エンジンはチュルボメカ・アリエル2L2エンジンを搭載しています。アリエル系列のエンジンでもっとも高出力のエンジンです。
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米国独立記念日とロシアの英雄

1990年7月2日午後10時20分(日本時間3日昼過ぎ)、ソビエト連邦のテストパイロット、そして、ロシア、モスクワ州ジューコフスキーのグローモフ飛行研究所テストパイロットでもあったAnatoly Demyanovich Grishchenko氏(以下グリシェンコ)が米国ワシントン州シアトルのFred Hutchinson癌研究センターで亡くなりました。52歳でした。
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新型空対空ミサイル – AIM-260 Joint Advanced Tactical Missile – (JATM)

米軍のAIM-120 AMRAAMミサイルよりも射程があり、中国が開発したPL-15ミサイルに対抗する目的のようで、2021年にテストを行い、2022年には運用開始を目指しているというものです。 正式には”AIM-260 Joint Advanced Tactical Missile” - (JATM)となっています。 念頭にある中国が開発した「PL-15」は、AIM-120 AMRAAMと比較しても遜色ない性能で、有視界外から発射が可能で、発射されるとマッハ4に到達して150kmの距離の標的と交戦する能力を有しており、米軍は自軍へアウトレンジで攻めることができる相手へ対抗する必要があります。 このため、ロッキード・マーティンが極秘裏に開発しているのが、今回、その存在が初めて公に発表された「AIM-260」です。
737MAX

ボーイング737MAX ソフトウェアに新たな問題

今回FAAは、ボーイングがMCASの問題を解決するために開発したソフトウェアに欠陥を発見しました。この欠陥はMCASに関連するものではなく、修正されたソフトウェアが飛行制御コンピュータのプロセッサに起こす障害がないかを確認する過程で、不具合...
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英軍F-35B 対ISIS作戦で初実戦投入

英国防省は、過激派組織「ISIS」に対する作戦で最新鋭ステルス戦闘機F35Bを初めて実戦投入したと明らかにしました。 イラクとシリアで16日に実施された作戦で、キプロスのアクロティリ空軍基地から出撃した英国空軍第617飛行中隊のF35B戦闘...
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Triumph社 三菱スペースジェットM100の設計開発を支援

Triumph Group, Inc.は、先週のParis Air Showで、同社のAerospace Structures事業部が、三菱スペースジェットM100の設計と開発を支援するために三菱航空機株式会社にエンジニアリングサービスを提供することを発表しました。この契約では、特に翼の最適化と高度な材料技術へのアクセスに関連して、Triumphの中核となる構造エンジニアリングリソースを活用して三菱スペースジェットM100機の開発のための機体設計および解析サポートを提供するとのことです。
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三菱重工業とカナダ・ボンバルディア社 CRJ事業に関する事業譲渡契約を締結

三菱重工業およびカナダ・ボンバルディア社が、6月25日、カナダエア・リージョナル・ジェット(CRJ)事業に係る事業譲渡契約を締結したというニュースがありました。これは6月上旬にMHIとBombardier両社が協議中であることを認めていまし...
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Paris Air Show 2019 – 受注まとめ

パリエアショー 2019終了時の受注状況をまとめました。 エアバス50周年を記念する年でしたが、前回、前々回と比べると、全体的な受注数は低く、静かなショーでした。 全体的にはエアバスが受注数を伸ばし、合計388機の受注をしました。対してボー...