米空軍NGAD実証機 既に飛行試験中

Lockheed Martin concept image: internet

 米空軍は既に次世代戦闘機 – Next Generation Air Dominance(NGAD)の実証機の初飛行を済ませ、試験飛行を開始していることが、9月15日バーチャルで行われたAir, Space&Cyber Conferenceで明らかになりました。これまでに無い方法で記録的な速さのもと機体の組み立てが進み初飛行を済ませたようです。

今回の実証機がNGADのプロトタイプかどうかは分かりませんし、無人機なのかもしれません。しかし、次世代戦闘機の飛行試験が始まり、プログラムが進行していることは明らかとなりました。この機体は、リスク低減の取り組みに使用され、NGADプログラムの基礎となる主要な概念を証明するのに役立つテクノロジーのデモンストレーターである可能性が最も高いようです。

SNSでもテキサス州でデルタ翼の機体が飛行しているのが撮影されたりと、NGADの飛行試験かもしれない画像がアップされています。

今回記録的なスピードで機体開発が行われたとありますが、これは米空軍が新たに「eSeries」に関して言及しており、今後新たな機体や衛星、武器システムなどデジタルに設計されたものに「e」をつけることから、この実証機も同様のデジタル技術を駆使して設計製造されたものと思われます。「e
」シリーズではボーイング社の新型ジェット練習機がeT-7A Red Hawkが、国防省の定めるデジタル技術のプロセスを用いて製造されています。

この実証機に関して、実証試験での飛行回数や、これまでの飛行回数等は明らかにされていません。また、機体の製造メーカーも機密扱いの状態で、機体の番号等も明らかにされていません。

参照リンク:
https://www.airforcemag.com/roper-reveals-ngad-has-flown-but-doesnt-share-details/