USAF

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米空軍研究所 ロボットがセスナ機で2時間飛行

8月9日、米空軍研究所(AFRL)とDzyne Technologies社(カリフォルニア州アーバイン)が共同で開発したロボットシステムが1968年製セスナ206の飛行に成功し、ユタ州ダグウェイ試験場で2時間に及ぶデモフライトを実施したようです。その様子をYoutubeで見ることが出来ます。これは「Robotic Pilot Unmanned Conversion Programme」といわれる実験で、ロボットが人間が操縦するのと同じように飛行機を操縦させることを目指したものです。ロボットシステムは「Robopilot」と呼ばれているそうで、そのままですね。。
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米空軍 操縦状態モニタリングに関してRFI

米空軍(ライト・パターソン空軍基地)は、高度な運動性能を持つ戦闘機を操縦するパイロットの飛行状態の監視と、正常な操縦が可能でない状態の場合にパイロットに警告する新しいコックピットセンサーに関しての技術提案を業界へ求めています。 7月11日付でオハイオ州ライト・パターソン空軍研究所が発行した情報提供依頼書(AFRL-711-RHX-002)では、飛行中のパイロットのパフォーマンスを維持し強化する為、パイロット中心のモニターセンサーを開発するプロジェクトについて記載されています。
A-10

A-10攻撃機 – 173機の主翼交換完了

2007年にボーイングが受注し、2011年から実施されてきたA-10攻撃機の主翼交換プログラムですが、最終の機体(No.80-0252)に173セット目の主翼が取り付けられ、米ヒル空軍基地にてテスト飛行を行いました。 米国内で162機分、残りの11機は駐韓米軍基地にて交換作業が実施されました。
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米空軍C-130輸送機100機以上が飛行停止 – クラック検査の為

米空軍航空機動軍団(Air Mobility Command)は保有するC-130Hercules輸送機450機のうち123機に関して、飛行停止すると発表しました。 これは定期検査を受けていた機体で、中央翼と主翼の接合部位(通常rainbow fittingと呼ばれる部位)下部にクラックが見つかった為です。(元々はこの部位は疲労を受ける部分でもあり、Service Bulletinが発行されていたアイテムではあります。)
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空自がF-35Aに導入希望している自動地面衝突回避システム Auto-GCASについて

航空自衛隊三沢基地所属の最新鋭ステルス戦闘機「F-35A」の墜落事故で、空自は9日、調査結果を公表しました。6月に公表した中間報告と同様、機体に不具合は確認されず、操縦士が機体の姿勢を認識できなくなる「空間識失調(バーティゴ)」に陥ったこと...
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KC-46A空中給油ブームアクチュエーター再設計に$55.5M

ボーイング社はKC-46A空中給油機(ペガサス)に関して5550万ドルの変更契約を受けました。この契約は空中給油用ブームアクチュエーターの再設計に必要となるハード・ソフトウェアへの費用です。(初回2100万ドルの支払の後、契約内容が固まり次...
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新型空対空ミサイル – AIM-260 Joint Advanced Tactical Missile – (JATM)

米軍のAIM-120 AMRAAMミサイルよりも射程があり、中国が開発したPL-15ミサイルに対抗する目的のようで、2021年にテストを行い、2022年には運用開始を目指しているというものです。 正式には”AIM-260 Joint Advanced Tactical Missile” - (JATM)となっています。 念頭にある中国が開発した「PL-15」は、AIM-120 AMRAAMと比較しても遜色ない性能で、有視界外から発射が可能で、発射されるとマッハ4に到達して150kmの距離の標的と交戦する能力を有しており、米軍は自軍へアウトレンジで攻めることができる相手へ対抗する必要があります。 このため、ロッキード・マーティンが極秘裏に開発しているのが、今回、その存在が初めて公に発表された「AIM-260」です。
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Kratos XQ-58A 2回目の飛行成功

アメリカのKratos社のXQ-58Aが、2度目のフライトを無事に終えたようです。6月11日に行われ、飛行時間は71分間でした。(Yuma Proving Grounds, Arizona.)(3月初飛行時の記事)全5回計画されている飛行試...
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電子戦機(1) – EA-18G Growler Block IIアップグレード

(1) - EA-18G Growler Block IIアップグレード 5月末には更新プロジェクトの計画が米海軍から発表され、EA-18G電子攻撃機の「Block II(ブロック2)」規格へのアップグレードが正式にローンチされました。
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電子戦機(2) – 電子戦機の今後 と日本の電子戦能力

←(最初の記事「(1) – EA-18G Growler Block IIアップグレード」に戻る) (2) - 電子戦機の今後 と日本の電子戦能力 ー電子戦攻撃機の今後ー 米海軍が取得するEA-18G グラウラーは当初90機でしたが、空軍が陸上配置の電子攻撃機の採用を見送ったため、160機を海軍が用意する結果になりました。 過去10年以内に配備されたということもあり、海軍機の中で機齢も若く、5000時間以上の飛行時間を各機体が有していると見られますので、Block IIへのアップグレードは確実に行われるものとみられます。しかし、その後に関しては不透明です。 この電子戦攻撃というコンセプトも、味方、敵両サイドのテクノロジー進歩で、非ステルス機で有人電子戦攻撃機であるEA-18Gグラウラーの必要性と能力に関して将来性に疑問符がつきます。その主な要因として: ・ F-35の出現 ・ スタンド・オフ兵器の導入 ・ 高出力化 があります。