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F-35 ポーランドへの売却を承認

 米政府は9月11日、ポーランドへの最新鋭ステルス戦闘機F-35売却を承認し、議会に通知したと発表しました。計32機で総額約65億ドル(約7000億円)の規模となります。契約等の締結はまだで、これからとなります。

米国防総省は声明で、ポーランドの自衛力の向上、同国が目標とする軍事力の近代化に貢献すると共に米国、北大西洋条約機構(NATO)加盟国や他の同盟国との相互運用性をさらに高めるとの意義を強調しました。 

 ポーランドはロシアの軍事的圧力に対抗するため、米国との安全保障関係を強化しており、グルジアとウクライナとの衝突はこの動きを加速させています。国防支出を見ると着実に増やし続けており、NATO加盟国内で提唱されている国内総生産(GDP)の2%分の国防費への配分を実行している数少ない国の1つともなっています。NATOの統計データによると、ポーランドの今年の国防費は約119億米ドル。F-35調達の予算は全体額の中で大きな比率を占めていることが分かります。

F-35は、ポーランド空軍が保有する旧式のロシア製戦闘機MiG-29やSu-22などを置き換えます。

米国の欧州の同盟国でF-35を導入しているのはノルウェー、イタリア、オランダに英国です。ベルギーとデンマークも調達を検討しています。

米国は最近、F-35開発に部品供与などで関与してきたトルコがロシア製の地対空ミサイルシステム「S400]の搬入を開始したことを受け、F-35の売却を破棄し、トルコの同プログラムへの参画から排除することになりました。

通常、購入する国はF-35の製造プログラムへの参画など、購入国の利益となるような「オフセット」を通常要求するのが常の為、今後、ポーランドがトルコ排除によるワークシェアを希望する可能性もありますが、現時点でサプライチェーンは完成されている為、難しいかもしれません。

今回の売却には、機体だけでなく、エンジン33基、その他の電子戦パッケージ、コマンドコントロールパッケージ、航法システム、ミッショントレーニング装置などが含まれています。また、F-35を運用する上で必要なPBL契約、ソフトウェア開発とインテグレーションも含まれます。

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Military_MaterialによるPixabayからの画像

参照リンク:
https://www.defensenews.com/global/europe/2019/09/11/poland-cleared-to-buy-f-35-fleet/